ホームページから成果が出ない原因と7つの改善策

ホームページを作ったのに成果が出ない…その原因とは?

「ホームページを作ったけど、思ったような成果が出ない…」

このような悩みを抱えている方は非常に多いんです。せっかく時間とコストをかけてホームページを制作したのに、問い合わせが増えない、売上につながらないというケースは珍しくありません。

実は、ホームページから成果を出すためには、単に「作る」だけでは不十分なんですよね。成果を出すためには、ターゲット設定や導線設計、集客方法など、様々な要素を適切に組み合わせる必要があります。

成果の出ないホームページの特徴を示す図表

今回は、ホームページから成果が出ない原因と、具体的な改善策について詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたのホームページを成果につながる強力なツールに変えるためのヒントが見つかるはずです。


ホームページにおける「成果」とは何か?

まず、ホームページにおける「成果」とは具体的に何を指すのか、明確にしておきましょう。

一般的にホームページにおける成果とは、「ページビュー数」と「成約数」の2つを指すことが多いです。それぞれどのような指標なのか、簡単に説明します。

ページビュー数(PV数)

ページビュー数はPV数と表現されることが多いのですが、ホームページが何回見られたかという数値を指します。「1PV=1回誰かがどこかのページを表示した」という認識で大丈夫です。

ページビュー数は、Googleアナリティクスという無料のツールで簡単に確認ができます。扱っているサービスや企業の認知度などによりますが、一定期間において想定していたページビュー数がなかった場合、成果が出ていないと言えるでしょう。

成約数(コンバージョン数)

成果の指標としてより重要なのが「成約数」です。成約数とは、問い合わせや資料請求、web申し込みなどのホームページ上で訪れたユーザーが、何かしらのアクションをした場合にカウントされる指標です。

ページビュー数よりも直接売り上げに影響が出る指標なので、より成果が出たかどうかの判断に用いられることが多いです。いくらページビュー数が多くても、ホームページ上の成約数が少なければ売り上げにはつながりません。

ページビュー数と成約数の関係を示す図

企業を知ってもらいたい、認知度を高めたいという場合はページビュー重視でいいですが、売り上げも含めて成果を判断する場合は成約数も必ず抑えておく必要があります。


ホームページから成果が出ない7つの原因

では、なぜホームページを作っても成果が出ないのでしょうか?主な原因を7つ挙げてみました。

1. 明確な目的設定がされていない

ホームページを制作する際に、「何のために作るのか」という目的が明確になっていないケースが多いです。単に「ホームページを持っていないから作る」という理由だけでは、成果につながりません。

ホームページの目的は様々です。認知度アップ?お問い合わせの獲得?商品の販売?など、実現したいことを明確にしておく必要があります。

目的が明確でないと、何をどう改善すればいいのかもわからず、結果的に成果が出ないという悪循環に陥ってしまいます。

2. ターゲット設定が不明確

「誰に向けて情報を発信するのか」というターゲット設定が不明確なホームページも成果が出にくいです。

例えば、若者向けのサービスなのに、ホームページのデザインや文章が年配者向けになっていると、ターゲットとなる若者の心に響かず、成約につながりません。

貴社の商品・サービスのターゲットとなる顧客はどのような人なのか?ターゲット設定を明確にして、見込み客が訪問できるWebサイト設計をおこなうことが重要です。

3. 導線設計が不十分

ユーザーがホームページを訪れてから、問い合わせや購入などの成約に至るまでの「導線」が適切に設計されていないケースも多いです。

どのようなWebサイトを構築すれば売上に繋がるのか?企画・構成段階からしっかり考える必要があります。ユーザーが迷わずに目的のページにたどり着け、スムーズにアクションを起こせるような設計が求められます。

効果的なウェブサイト導線設計の例

4. デザインや使いやすさに問題がある

ホームページのデザインの品質は、ユーザーの印象を大きく左右します。古臭いデザインや使いにくいサイトは、ユーザーに「この会社は信頼できない」という印象を与えてしまいます。

よいデザインであることは大変重要です。ホームページでよりよい印象を与えるということは、商品やサービスの品質がよりよいものであると思ってもらえるということと等しいといっても過言ではありません。

また、スマートフォンでの表示が最適化されていないと、モバイルユーザーが離脱してしまう原因にもなります。

5. 集客対策がされていない

最も大きい原因の一つが「集客対策がされていない」という点です。集客対策がされていないと、ホームページに訪れるユーザー数は少なく、ページビュー数も少ないままです。

企業がホームページを持つことは当たり前とも言える時代なので、世の中にホームページは膨大な数があります。その中で自社のホームページを見てもらうためには、集客対策を何もしない場合、ほぼ誰にも見てもらえないということになってしまいます。

SEO対策やWeb広告など、適切な集客施策を行わなければ、いくら良いホームページを作っても成果には結びつきません。

6. コンテンツの質や量が不足している

ホームページのコンテンツ(文章や画像、動画など)の質や量が不足していると、ユーザーの信頼を得ることができません。

特に、ユーザーが知りたい情報が不足していたり、専門用語ばかりで理解しづらかったりすると、ユーザーは離脱してしまいます。

また、コンテンツの更新頻度も重要です。長期間更新されていないホームページは、「この会社はまだ活動しているのか?」という不安をユーザーに与えてしまいます。

7. 分析と改善が行われていない

ホームページは公開して終わりではなく、公開後の分析と改善が非常に重要です。どのページがよく見られているのか、どこで離脱が多いのかなどを分析し、継続的に改善していく必要があります。

分析ツールを導入していなかったり、分析結果を活用していなかったりすると、ホームページの問題点を把握できず、改善のチャンスを逃してしまいます。


成果を出すためのホームページ改善7つの戦略

ここからは、ホームページから成果を出すための具体的な改善策を7つご紹介します。

1. 明確な目的とターゲットを設定する

まずは、ホームページの目的とターゲットを明確にしましょう。「何のために」「誰に向けて」ホームページを運営するのかを明確にすることで、その後の施策がすべて変わってきます。

例えば、「30代〜40代の女性経営者に向けて、コンサルティングサービスの問い合わせを増やす」といった具体的な目標を立てることで、デザインや文章、導線設計などすべてがその目標に沿ったものになります。

貴社の商品・サービスのターゲットとなる顧客はどのような人なのか?ターゲット設定を明確にして、見込み客が訪問できるWebサイト設計をおこなうことが第一歩です。

2. ユーザー目線での導線設計を行う

ユーザーがホームページを訪れてから成約に至るまでの導線を、ユーザー目線で設計しましょう。

どのようなWebサイトを構築すれば売上に繋がるのか?企画・構成段階からアドバイスいたします。17年間のWEBサイト集客に関しての知見をフル活用して集客できるサイト設計をおこなうことが重要です。

特に重要なのは「コール・トゥ・アクション(CTA)」の設置です。ユーザーに次にとってほしいアクション(問い合わせ、資料請求、購入など)を明確に示し、そのアクションを取りやすくする工夫が必要です。

3. モバイルファーストのデザインにする

現在、インターネットの利用者の多くがスマートフォンからアクセスしています。そのため、スマートフォンでの表示を最優先に考えた「モバイルファースト」のデザインが重要です。

スマートフォンで見やすく、操作しやすいデザインにすることで、モバイルユーザーの離脱を防ぎ、成約率を高めることができます。

レスポンシブデザイン(画面サイズに応じて最適な表示に自動調整されるデザイン)の採用は、現代のホームページでは必須と言えるでしょう。

モバイルファーストデザインのウェブサイト例

4. SEO対策で集客力を高める

SEOとは、「検索エンジン最適化」のことで、Googleなどの検索エンジンからの評価を上げることで検索結果ページで上位表示を狙うものです。

検索したユーザーは、検索結果のはじめの1ページ(~2ページ)くらいまでしか見ないといわれています。まずは競合に打ち勝ち、少しでも上位に表示されることを目指しましょう。

具体的には、ホームページの情報量を増やす、1ページ1ページの内容を濃くする、文章や見出しを見直す、導線を見直すといった対策があります。

ただし、SEOは即座に結果が出るとは限らず、中長期的なものであると認識していただいた方がいいでしょう。Googleの評価基準の変更や、競合他社の対策でも順位は変動しますので、継続することも求められます。

5. コンテンツの質と量を充実させる

ユーザーが求める情報を、わかりやすく、十分な量で提供することが重要です。

特に、自社の商品やサービスの特徴、メリット、実績、お客様の声などは、ユーザーの購買意欲を高める重要な情報です。これらを充実させることで、ユーザーの信頼を獲得し、成約率を高めることができます。

また、ブログやコラムなどの定期的な更新も効果的です。最新情報を発信することで、リピーターの獲得やSEO効果の向上にもつながります。

6. アクセス解析ツールを活用する

Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを導入し、ホームページのパフォーマンスを定期的に分析しましょう。

どのページがよく見られているのか、どこで離脱が多いのか、どのような経路で訪問しているのかなどを分析することで、改善すべきポイントが明確になります。

特に、直帰率(1ページだけ見て離脱する割合)や滞在時間、コンバージョン率(成約率)などの指標は、ホームページの効果を測る重要な目安となります。

7. 専門家に相談する

ホームページの改善は、専門的な知識や経験が必要な場合も多いです。思うような成果が出ない場合は、Web制作やマーケティングの専門家に相談することも検討しましょう。

専門家の視点から見ると、自分では気づかなかった問題点や改善策が見つかることも多いです。特に、SEO対策やユーザー体験(UX)の改善など、専門的な分野は、プロのアドバイスを受けることで大きく改善することがあります。

ホームページが納品されて終わりではありません。納品されてからが集客の始まりになります。どのように運用していくかによって、アクセスの集まり方に大きく違いがでるためです。


ホームページ改善の成功事例

ここでは、実際にホームページを改善して成果を上げた事例をご紹介します。

ある企業では、ターゲットを明確にし、ユーザー目線での導線設計を行ったことで、問い合わせ数が3倍に増加しました。具体的には、トップページのデザインをシンプルにし、サービスの特徴を明確に伝える文章に変更。さらに、各ページに適切なCTAを設置することで、ユーザーのアクション率が大幅に向上しました。

また別の事例では、モバイル対応を徹底し、ページの表示速度を改善したことで、モバイルユーザーの直帰率が40%減少。結果として、全体の成約率が1.5倍に向上しました。

これらの事例からわかるように、ホームページの改善は、ビジネスの成果に直結する重要な取り組みです。小さな改善の積み重ねが、大きな成果につながることもあります。


まとめ:成果を出すホームページへの道

ホームページから成果が出ない原因は様々ですが、主に以下の7つが挙げられます。

  • 明確な目的設定がされていない
  • ターゲット設定が不明確
  • 導線設計が不十分
  • デザインや使いやすさに問題がある
  • 集客対策がされていない
  • コンテンツの質や量が不足している
  • 分析と改善が行われていない

これらの問題を解決するためには、目的とターゲットの明確化、ユーザー目線での導線設計、モバイルファーストのデザイン、SEO対策、コンテンツの充実、アクセス解析の活用、専門家への相談など、様々な改善策があります。

ホームページは作って終わりではなく、継続的な改善が必要です。定期的に分析と改善を繰り返すことで、少しずつ成果を上げていくことが大切です。

ホームページの改善でお悩みの方は、ぜひ専門家に相談してみてください。17プロジェクトでは、集客につながるWebサイト設計を強みとしており、あなたのホームページを成果の出るツールに変えるお手伝いをいたします。

どんなに小さなお悩みでも、お気軽にホームページ制作についてご相談ください。あなたのビジネスの成長を加速させるWeb戦略をサポートいたします。

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